忘れられないパン屋さんの思い出(8)

🔳 大人のチョココロネ

ここに貼られている写真は、当時の実物の画像です。

バベットの奥さん・Y子さんが撮ってくださったものです。


🔳 「大人のチョココロネ」という名前の由来

「大人のチョココロネ」という商品名、あまり見かけませんよね。

そうなんです。

これは私がバベットさんにお願いして作ってもらった、オリジナルのチョココロネなのです。


🔳 幼稚園の送り迎えから広がったつながり

当時、娘は幼稚園生。

まだ、ティープリーズのブランドはできていなかったですね。でもおいしい紅茶を仕入れて

バベットさんに置いてもらっていました。

送り迎えの中でママ友もでき、自然とパン屋さんの話題もよく出るようになりました。

「どこのパンが美味しい?」「どんなパンが好き?」——そんな会話の中で、

私の一押しだったバベットの名前が話題に上らないはずがありません。


🔳 「バベットのパンを知ってほしい」と思ったきっかけ

ある日、ふと思ったのです。

バベットのパンを、もっと多くの人に知ってほしい。

紹介したい。

そうして私は、週に一度、幼稚園のママ友や園長先生からパンの注文を取り、配達してもらうことにしました。

当時はまだFaxが活躍していた時代。

受けた注文をFaxでバベットさんに送信していたのです。

配達の際には、レシートも一緒に届けられていました。


🔳 幼稚園にパンの車が到着すると…

たくさんのパンを積んだ車が幼稚園に着くと、それはそれは賑やかでした。

ママたちの笑顔、子どもたちのはしゃぐ声——

あの頃の空気を今でも思い出します。


🔳 「大人味のチョココロネを作ってほしい」

そんな中、ふと考えました。

「バベットさんのチョココロネは美味しいけれど、もう少し大人の味があってもいいのでは?」

ママ友たちに話してみると、みんな賛同してくれました。

そこで早速、バベットさんにお願いしてみると——

「ほんと?」と少し戸惑いながらも、試作をしてくださり、

ついに誕生したのがこの**『大人のチョココロネ』**です。


🔳 甘さ控えめのビターな味わい

甘さ控えめで、ビターなチョコクリーム。

一口食べれば、大人のほろ苦さと深みが広がります。

もちろん、よく売れましたよ。

包装もご覧の通り、おしゃれで素敵でしょう?


🔳 あの頃に感じていた「人のつながり」

20数年前のことですが、

あの頃は今よりもずっと——

おおらかで、居心地のいいゆるさがありました。

人を疑うより、当たり前に信じられる時代。

人と人が自然につながっている実感があった日々でした。

懐かしいですね。


🔳 次回予告:「クロワッサンの朝一」

次回は『クロワッサンの朝一』をお話しします。

どうぞお楽しみに。


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